獣の奏者 補間編

ネタバレ!しかも読んだことが無い人には全く意味がわからないので、スルー可(笑)
「補間編」って名前だから、「闘蛇編」「王獣編」の間の話だと勝手に思ってたら、完全に「王獣編」の続きで、しかも10年も月日が経ってて、エリンはイアルと結婚して息子がいた。
リランとエクもアル以外に子供作ってたし。
しかもなんかエリンは王獣とかかわらなかったんですけど。
むしろ闘蛇とかかわってて、しかも操者ノ技=指笛つかえてたし!
エリンはいわゆる「絶対音感」の持ち主なんでしょうね。
だからこそ、ソヨンが一度だけ吹いた指笛の音を覚えていた。
野生の王獣がたてる鳴き声を竪琴でまねることができた。
でも正直、王獣部隊をつくることを決意しないでほしかった。
いつの時代、どんな国でも隣国の侵略の脅威は存在するのですね。
たしかに、なぜ王祖ジェは王獣を操る術を持っていながら、あえて闘蛇で国を守ることを決めたのか。
自身は持っていないはずの闘蛇を操る術を民である大公に授けることが出来たのか。
戦において自身の敵であった緑ノ瞳ノ民は闘蛇を操る術をなぜ王祖に教えたのか。
ならばなぜ戒律ノ民として放浪する霧の民がいまだにいるのか。
いくつもいくつも謎があって、それらの真相を解明するのが最終巻「完結編」のようです。
「補間編」最後で、逃亡することをあきらめて王獣部隊をつくること、王獣を操る術を師エサルと真王の二人へ教えることを決めたエリン。
妻であるエリンが真王=王獣側に立つならば、夫として自分は大公=闘蛇の乗り手として立ち橋渡しになることを決めたイアル。
目まぐるしくページが過ぎて、凄い世界観だった。
よっしゃ次の巻読む!